径にバッタ、空には名月

近くの径を歩けるに、いずこよりか緑の葉の、はたと地面に落ちぬ。
目を凝らし見遣れば、こは葉のやうに見えて葉にはあらず、バッタなるぞや。
バッタを間近で見るは、子どもの頃に原っぱなんどで見て以来のことなり。
都会にもかやうに生息するとは、このあたりはいまだ自然の健全に残れる証かと。

夕刻、いでや東の空に、中秋の名月の、まさに出でんとするところなり。
東京スカイツリーの真上に、乗っかるやうに掛かれるさま、いとをかし。
佳き秋の訪れを感じずにいられるや。
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