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2019/04/16

春愁を想ふ

190416b

 

  げにもえ分かぬ春愁の
  もつれてとけぬなやみかな
  君が無言のほほえみも
  見はてぬ夢のなごりなれ

  かくも静かに去りゆくか
  ふたつなき日のこのいのち
  うゑたる暇もひそびそと
  薄るるかげのさみしさや

  ああ青春は今かゆく
  暮るるにはやき若き日の
  うたげの庭の花むしろ
  足音もなき「時」の舞

  友よわれらが美き夢の
  去りゆく影を見やりつつ
  離別の酒を酌みかわし
  わかれのうたにほほえまん

  

      (三高行春哀歌より)

 

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