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2020/05/24

ふと思ふリリー・マルレーン

いかなるにや、ふとリリー・マルレーンの旋律、頭に浮かびたりて、繰り返し流れ続けるは。

第二次世界大戦の欧州。ドイツ軍と連合軍の熾烈を極める戦闘のさ中、毎夜9時57分にベオグラード放送から流れる歌に、双方の前線兵士たちが聴き入り、この歌の放送時刻には戦闘を停止して聴き入ることもありけりてふ。

戦時下にラジオから流れたるは、ララ・アンデルセンの歌ひたる。
その後、マレーネ・ディートリヒの持ち歌とて、あまねく知られたる。

 

歌詞を余なりに文語調に意訳すれば、かくの如し。

兵舎の前の街灯が
二人の逢瀬を照らすとき
ほのかな燈火あかりの懐かしさ
あの街灯をもう一度
いとしのリリー・マルレーン

二人の影が重なりて
一つの影に鎔けるとき
たれに見られて困りょうか
あの街灯をもう一度
いとしのリリー・マルレーン

帰営ラッパが鳴り響き
二人の別れの辛きとき
離れずもがな君のそば
あの街灯をもう一度
いとしのリリー・マルレーン

ともしびのみがすべて知る
我が通へぬその場所で
君が毎晩待つことを
あの街灯をもう一度
いとしのリリー・マルレーン

静寂しじまの中に浮かぶ夢
君の唇熱き胸
夜霧が包むうたかたに
あの街灯をもう一度
いとしのリリー・マルレーン

 

 

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2020/05/11

私ハアマビエト申者也

Photo_20200511175201

 肥後国海中江毎夜光物出ル 所之役人行見るに づの如く者現ス 私ハ海中二住 アマビエト申者也 當年より六ヶ年之間 諸国豊作也 併 病流行 早々私を写シ人々二見せ候得と申て 海中へ入けり 右ハ写シ役人より江戸江申来ル写也 
   弘化三年四月中旬

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