2013/11/01

8年使ひけるWindowsXPから8.1に乗り換ふる

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余は2005年に贖ひしWindowsXPを8年以上も使ひ続けて来たり。

途中、WindowsはVistaへ、さらに7へ、そして8へと変わりたれど、余はグレードアップに見向きもせず、ひたすらXPのまま安閑と過ぐしけり。

そが一転したるは、10月半ばのことなり。

パソコン立ち上げるやいなや、Windowsの立ち上がるより先に、黒き画面にて「CPUファンエラーもしくはCPUファンの接続され居らず」てふメッセージの現はるる。

F1キー押してとりあへずWindows立ち上げ、ネットにてこのメッセージの意味するところ調ぶれば、まずはパソコンのすべての接続外して放電すべし、とあり。

それにても解決せざれば、BIOSの初期設定を読み直すこと、とあり。

これらを試みたれば、一両日はこのメッセージ出ざるも、やがてまた連日のやうに現はるるやうになりぬ。

余はこのメッセージの深刻さに気づくことなく、毎日、だましだましパソコンを使ひたるに、1週間前、突如として使用中のパソコンの電源落ちたるは。

再立ち上げ試みて一旦は回復するも、10分から20分ほどしか持たず、やはり電源落ちたりて画面真っ暗になり、20分を超しての作業すること能はず。

このままでは、すべてのデータの消失も時間の問題と察し、パソコンの動けるつかの間を見計らひて、大切なる文書やデータを外付けハードディスクにコピーしたり。

その日のうちに家電量販店に赴き、新しきパソコンを選びたり。

富士通デスクトップのWindows8にせむと思へど、あやにく在庫なく配達まで2日かかるべしと言はれ、10月17日に発売されたるWindows8.1ならば翌日配達可能なりとのことで、それを贖ひぬ。

届きたるWindows8.1をセットしたれば、これまでのXPとはあまりの別世界なる様相に、しばし呆然と立ち竦む(写真は左がぴかぴかの8.1、右が危篤寸前のXP)。

インターネットに接続できるまでに半日かかり、ブラウザはInternetExplorerの当然あると思ひきや、バンドルされおらず(あとにて知りたるに、Windows8以降に対応せるバージョンはいまだ開発の最中とかや)、からふじてMSNのブラウザのみバンドルされ居りて、使ふこと能ふはこれのみなるぞ。

このブラウザなむ唯一の命綱なりて、ここよりブラウザはFireFox、メールソフトはThunderBirdのそれぞれ最新バージョンをダウンロードしたる。

ブックマークやアドレス帳、過去の送受信メールなんどを外付けハードディスクから移し、ネットとメールの使ふるやうになるまでに2日かかりたり。

Javaは最新バージョンのインストールがはねられ、一つ前のバージョンのインストーラーを外付けハードディスクからコピーしてインストールす。

これにて余のホームページのJavaアプレット、作動するやうになる。

ホームページに組み込みたるMIDIの再生には、QuickTimeプレイヤーのパソコンへのインストール必要なれど、最新バージョンのQuickTimeインストールするも再生出来ず。

さんざんネットにて調ぶれど解決出来ず、これまた一つ前のバージョンのQuickTimeプレイヤーをインストールし直したれば、たちどころにホームページ組み込みのMIDI、鮮やかに再生されたり。

Javaといひ、QuickTimeといひ、最新バージョンが作動せずに、前のバージョンが正常に作動すること、いと不思議なり。

ほかにては、エプソンのプリンターPM-G860はドライバーのインストール正常に進みて、プリンターぞOKなる。

されど、同じエプソンにてもスキャナーのGT-7400Uは、ドライバーのインストールがはねられ、スキャナーは粗大ゴミに。

IBMのホームページビルダーV9は、やはりインストール不可。また筆王も余の使ひてたるは、あまりに昔のバージョンなれば移管出来ず。

住所録はさんざん試行錯誤の末に、8.1にバンドルされたる筆ぐるめに変換移行することに成功したり。

スムーズに移管出来ておおきに助かりたるソフトは、SignalNowExpress(緊急地震速報)なり。こは音も鳴る上に、日本地図の図面上にて、地震波の広がりゆくさま、リアルタイムにて確認さるる優れものなるぞかし。

かくかくに、XPから8.1への飛躍的かつ無謀に近き移管作業は、一週間かかりてほぼヤマを超したるかとぞ。

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2011/02/19

光ケーブルの修理済みて、ネット接続回復す

110219a昨夜、余のパソコンに繋がるる光ケーブルの、突如として集端装置から切れて外れたるを修理せむとて、けふNTT東日本の修理担当者2名、訪れたり。

光ケーブルなむ、余は2001年に導入したりて、以来10年間、切れて外れたること、一度もなかりしに、いかで外れたるにや。

折しも、30年ぶりのエレベーター大改修工事のさなかにて、修理担当者ら、外の非常階段ぞ登りて来たれる。

切れたるケーブル、新たなるパーツに繋ぎ直す作業、いみじう複雑かつ精密にして、専門の技術者ならでは、え為すまじと覚ゆ。

被膜に覆われたりて、普通のコードのやうに見ゆるケーブル線のうち、本体の光ファイバーそのものは、蜘蛛の糸ほどのいと細くて頼りなげなる線にて、髪の毛よりも細き心地ぞする。

かやうなる細きものに、一秒に100メガビットもの大量の情報を受け、はたまた送ることの可能なるこそ、素人の理解のはるか及ばざるところなれ。

とまれ、ネットへの接続の回復なりて、メールなんども、やうやう読み書きの元通りになりたり。

膨大なるネット世界と余をつなぐ生命線の、蚕の吐き出す糸ほどのものとは、いでいで、うちおどろくばかりなるぞかし。

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2010/10/26

不要のフロッピーディスク、分解し毀ちて捨つる

101026いにしへ、3.5インチのフロッピーデイスクの、最先端を往ける記録媒体とて、一世を風靡したる時代ありき。

余の手元には、昔のフロッピーデイスク、いみじうあまたあるも、いまはおほかた不用品となりてぞ、溜まりに溜まりたる。

古くは、ワープロ時代のパソコン通信草創期のものなりて、会議室(こは懐かしき呼び名なり)に書き込むさきに、オフラインにてメッセージを書きて、そをいったんディスクに保存し、おもむろにアップしたるものの原本なり。

フロッピーに貼られたるラベル見れば、これらの中には20年から25年ほど昔のものも少なからず。

また14年前にウィンドウズ95を贖ひたりて後も、記録媒体は、やはりフロッピーデイスクのみの時期なむ、長く続きたりける。

時代は移り変り、いまのパソコンにはフロッピーの挿入口すらなく、フロッピーの中身を見むとせなば、外付けのフロッピーデッキを必要とするなり。

まいて、パソコン通信時代の旧きフロッピーは、パソコンにては開くことだに能はず。

記録媒体の主流は、DVDやブルーレイディスク、USBメモリー、外付けハードディスクなんどとなりて、もはやフロッピーは前世紀の遺物となりつつあるとぞ。

溜まりたるフロッピー、廃棄せむと思ひ立つに、問題は二つありけるは。

一つは、個人情報の流出をばいかに防ぐや。もう一つは、フロッピーは燃ゆるゴミなりや否や。

この二つを一気に解決せばやと、余は初めてフロッピーを分解してみたり。

まずは、プラスチックの本体を手にて捻りて、表裏を分離し、磁気フィルムの部分ぞ取り外したる(写真)。

磁気フィルムの真中の丸き金属部分を外し、薄きフィルムをハサミにて寸断す。これによりて、データなむ強制的に破壊せる。

金属部分のみ燃えざるゴミに、そのほかは、なべて燃ゆるゴミにと分別す。

フロッピーは何もせずとも、丸ごと燃ゆるゴミに混ぜて捨つるも可なり、とは清掃事務所の説明なるが、磁気フィルムにデータの残れるまま捨つるは、なにとはなしに気がかりなるものぞかし。

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2010/02/10

ツイッター アカウント取れど つぶやかず

100210a_2ちかごろ、都、田舎をとはず、ツイッターなるものの流行るらし。

政治家、芸能人、マスコミ、企業なども、相次ひでツイッターはじめたるとぞ。

余は、ウェブサイトとブログのみにても、しげく更新することの能はずなれば、ツイッターはとりおこなふいとまの、さらになけれど、とまれツイッターに登録のみしてみむとて、アカウント作成せり。

アカウント取るにはまず、http://twitter.com/の後に続けるべく、ユーザー名の英数字にて定むる必要あり。

おもしろきユーザー名は、とうに世界中のユーザーの、たれかによりて使はれつくされたりて、なべて登録することならず。

ほかの英数字にて、かくかくに試み続けたれば、いみじう運の良きにや、余のいと愛着あるユーザー名の、いまだに使われおらぬありて、そをゲットすること能ふ。

されど、ツイッターの使ひ方、ネットにて調ぶれば調ぶるほどに、こは時間を食らふことのおびただしきものなるぞと覚へたる。

人のつぶやきフォローすも、人からフォローしてもらふも、ツイッターにて円滑良好なる人間関係維持せむには、なのめならぬ気の遣ひかたの、必要となるらし。

フォローせむとする相手には、なべてメールにて知らせの行く仕組みなるも、うたてしと覚ゆ。

パソコンにてもケータイにても、勤務中も乗り物の中にても、四六時中、ツイッター見続けて目を離す暇もあらぬようになる者なむ、あまた発生しおると聞けば、いみじう怖気づきたる。

加へて、なりすましなどは茶飯事にて、誹謗中傷、炎上、スパムなど、トラブルも山のやうなるらしきは、いかんとやせむ、ツイッター利用することのリスク多くして得るところ少なからむとこそ見ゆれ。

かくて、アカウント取りたるも、参加することのいささかに躊躇さるれば、最初から休眠状態決め込むことにぞ、あんじ定むる。

そも、つぶやきたきこと、つゆもあらず。あらば、そはブログにて書かむ。

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2009/10/21

無線鼠のポインター凍結、そを爪楊枝にて脱出せり

0910211無線鼠とは、ワイヤレスマウスのことなり。

余のパソコンの無線鼠、一週間ほど前より動作いと悪しくなりにけるが、けふはディスプレイのマウスポインター、フリーズしたまま、え動かざりき。

ここ数日、かやうなる現象頻繁に生じたれども、無線鼠の裏蓋開けて、ボールを入れ直せば、たいがい回復しけるものを、けふはいかように操るもかひなく、回復すること能はず。

パソコンの電源をあまたたび入れ直して見つるも、ポインター、画面のひとつところにとどまりて微動だにせざりき。

ポインター動かざりしかば、ネットにつなぐことも不可なりけり。

余はつひにお手上げとなりて、メーカーのサポートセンターに電話してヘルプを求めたり。

症状を説明するに、センターの担当者、「先の尖りたる物、汝のもとに在らば用意し給へ」と云ふ。

余が、「ポールペンにても可なりや」と問ふに、「否なり。通電せざるものの、例へば爪楊枝など良からむ」と答ふ。

台所にて爪楊枝を探し出して、担当者の電話に指示さるるまま、パソコンに向かひたり。

まずは、ディスプレイ裏側の、Channelと書かれたるちさき穴に爪楊枝差し込み、五秒以上そのまま押せり。

ついで、無線鼠を裏返し、同じやふにChannelと書かれたる穴に爪楊枝差し込み、十秒以上押し続けたり。

担当者、「いかにや。ポインター動かずや」と問ひて、余が鼠動かせば、あな不思議なるかな、ポインター、嘘のやふにかろく動きまわれり。

これにて、無線鼠の悪しき具合直りて、正常に戻るを得たり。

デジタルの窮状を救ひしツールの、超アナログなる一本の爪楊枝たりしは、いみじうおかしきことならむや。

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2009/02/14

Firefox2とFirefox3を別プロファイルで共存

090214僕が普段使っているブラウザはFirefox2だったのだが、このバージョンのサポートが去年12月で終了してしまい、新しいバーションのFirefox3にグレードアップしなければならなくなった。

これまで、Firefox3については2度インストールしてみたのだが、いずれもブックマークがうまく引き継がれずに、多くの重要なブックマークが脱落していたり、ナビゲーションツールバーに「戻る・進む」の項目が表示されないなどの不具合が多く、結局、面倒な手順を踏んでFirefox2に戻していたのだ。

しかし、サポートの終了したFirefox2をいつまでも使い続けるわけにもいかないので、ネットでいろいろ調べた結果、Firefox2は現在のままに保持しつつ、新たにFirefox3を別フォルダに、そしてここが重要なのだが、別プロファイルでインストールすることにした。

この手順については、Mozillaの公式サイトの中の「Firefox 2 と Firefox 3 の併用」が分かりやすい。また、Windows XP で Firefox 3 と Firefox 2 を共存させる方法というサイトも参考になった。

上書きではなく、まっさらなプロファイルでFirefox3を導入したわけで、当然のことながら、ブックマークもまっさらな状態である。

Firefox 2のブックマークを、共存させたFirefox3にも引き継がせるには、2のプロファイルの中身をコピーして3のプロファイルに上書きするという手もあるようだが、プロファイルをいじるのは怖いので、やりたくない。

そこで、Firefox 2のブックマークを「ブックマークの管理」のメニューからエクスポートして自分のパソコンに一時的にコピーし、そのファイルをこんどはFirefox3のブックマークにインポートする、という方法を試みた。

これで、両方のFirefoxのブックマークは同じ内容になった。

別フォルダ、別プロファイルなので、Firefox2とFirefox3を同時に立ち上げることも可能だ(写真)。

このようにして、少しずつFirefox3を使い慣らしていって、最終的にはFirefox3を完全に普段使うブラウザにしていこうと思っているのだが、真っ先に直面したのが、Firefox3のナビゲーションツールバーにあるロケーションバーの右端の、小さな▼マークの煩わしさだ。

この▼マークにカーソルをあてると、自分が最近アクセスしたサイトがずらりと表示されて、一つ一つデリートして消しても、すぐに復活して表示を消すことが出来ない。しかも履歴をクリアしても、履歴の保管のチェックをはずしても、この表示は全くの別者で消えない。

いろいろ調べてみると、この機能はスマートロケーションバー というもので、Firefox3から登場したものというが、まったくのお節介機能でユーザーには極めて不評らしい。

この機能を停止させ、▼マークにカーソルを置いても、何も表示させないようにする方法は、Mozillaのサイトの中のスマートロケーションバーを無効にする方法に書いてある。難しいようだが、書いてある説明通りの操作をすると、きれいに何も表示されなくなる。

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2009/02/06

お洒落で素敵なスクリーンセーバー3種

0902063このところ、どういうわけかスクリーンセーバーに凝っている。

これまでは、パソコン購入時にバンドルされている既成のスクリーンセーバーの中から、適当に選んでいたが、もっと面白いスクリーンセーバーを自由にインストール出来るということに気付いて、目からウロコ状態なのだ。

というわけで、僕が最近インストールして使っているお気に入りのスクリーンセーバーを紹介しておきたい。

まずは、HAL9000のスクリーンセーバーである。『2001年宇宙の旅』の、あのHALなのだ。

ダウンロードは、Wlcome to the HAL corporationという英文のページから簡単に出来る。MacとWinそれぞれのバージョンがある。

HAL9000をイメージしたさまざまな画面が移り変わっていって、いつまで見ていても飽きない。

驚くことには、このスクリーンセーバーは、時々しゃべるのだ。

映画でHALの声を演じたダグラス・レインそのものではないようだが、かなり良く似た虚無感の漂う声なので、びっくりする。

0902062もうひとつは、これも別のプロジェクトによって作成されたHAL9000のスクリーンセーバーである。

こちらはしゃべらないが、よりキメの細かなHALのイメージが次々と画面に現れていって、しばしスクリーンセーバーであることを忘れるほどだ。

ダウンロードは、The HAL Projectというサイトから出来る。

こちらもMacとWinそれぞれのバージョンがあり、しかもパソコン画面の大きさや縦横比によって最適のものを選んでDL出来るので、あらかじめ自分のパソコンのディスプレイ仕様を確認しておいた方がいい。

0902061さて、もうひとつは、気象衛星ひまわりの最新の画像を、ほとんどリアルタイムに近い状態で表示し続けるスクリーンセーバーである。

日本や世界各地の、ひまわりが撮影した雲の画像が次々に映し出されていき、宇宙船に乗って地球の上空を回っているような気分に浸れる。

最近の数日間の日本付近の雲の動きを、連続して動画で再現する映像もあり、日数もユーザーが設定出来る。

これは日本の空♪ライブスクリーンセーバーというサイトからダウンロード出来る。

以上の3つのスクリーンセーバーは、もちろんいずれも無料。気分によって、いろいろなスクリーンセーバーを使い分けていきたい。

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2008/11/25

ウィルスバスター2009の予約検索に障害

Photoウィルス対策ソフトとして使っていたウィルスバスター2006がサポート切れの時期を迎えたため、ウィルスバスター2009にバージョンアップせざるを得なくなり、そのためにわざわざ量販店からメモリを買ってきて自分でパソコンに増設した、という話を、9月17日のこのブログに書いた。

さて、そのようにしてバージョンアップしたウィルスバスター2009だが、使ってみて早々に、予約検索が設定通りに実行されていないことに気付いた。ウィルスバスター2006の時には、どのように予約日時を設定しても必ず予約検索はキッチリと行なわれていた。

2009はなぜ、予約検索が行なわれないのか。時刻を認識できないのか。曜日を認識できないのか、それとも月日を認識できないのか?

僕は、さまざまに予約設定を変えてみて、予約検索がなぜ行なわれないのか、いろいろとテストを繰り返してみた。すると、たまに予約検索が設定時刻通りに行なわれることもあることが分かった。

この違いは何か。僕は、さらにテストを繰り返していくうちに、一つの重大な点に気付いた。

それは、スクリーンセーバーが作動している時に設定時刻が来ても、予約検索はスタートしない、という問題だ。

スクリーンセーバーが作動しておらず、デスクトップ画面が出ている時には、設定時刻になると必ず予約検索が始まり、しかもその後でスクリーンセーバーが作動を始めても検索は影響を受けることなく、最後まで検索が行なわれることも分かった。

2006ではスクリーンセーバーが作動していても、予約検索はスタートしていたのに、2009ではなぜスクリーンセーバーが動いていると予約検索が立ち上がれないのか。

僕は、ウィルスバスター2009の仕様をいろいろ調べてみたところ、このバージョンには、ゲームやDVD鑑賞の途中では検索が始まらないようにする「全画面サイレントモード」が新しく搭載されていることを知った。

これは、パソコンでゲームもDVD鑑賞もやらない僕にとっては、全く不必要な機能なのだが、この機能が、スクリーンセーバーの動きを、ゲーム画面やDVD画面と認識してしまっていることは考えられないだろうか。

僕は、トレンドマイクロ社の問い合わせフォームから、上に書いたような予約検索の障害とスクリーンセーバーとの関係についてのテスト結果を示し、これは「全画面サイレントモード」に起因するのではないか、という推測も合わせて記した。

この後、トレンドマイクロ社との間で、数回に渡って、問い合わせと回答を繰り返したのだが、トレンドマイクロは最初のうち、スクリーンセーバーとの関係を頭から認めようとせずに、インストールのやり直しを2度に渡って指示し、次には「他の常駐プログラムとの競合が原因で発生している可能性があります」として、パソコンの「システム構成ユーティリティ」の「スタートアップ」からウィルスバスター関連以外のすべての常駐プログラムのチェックを外して、障害が起こるかどうか見るように、と指示をしてきた。

僕は、その指示通りに厳密に操作をして他の常駐プログラムをすべて外したが、その状態でも、やはりスクリーンセーバーが作動している時には予約検索が始まらず、スクリーンセーバーが作動していなければ正常に予約検索が始まる、という結果になった。

これで、もはや他の常駐プログラムとの競合ではなく、スクリーンセーバーとの関係こそが問題であることがはっきりしたにもかかわらず、トレンドマイクロ社が次に指示してきたのは、「お客さま固有のご利用環境にて発生している」のではないか、としてデバッグログを抽出して提出するように求めてきた。

これは、僕のような素人には手におえない難解な操作手順で、しかも操作の途中で「問題を再現してください」というメッセージが出たら、問い合わせの現象を再現するように、というのだ。

検索がスタートしないという状況を、どうやって再現してログを取ればいいのだろうか。しかも、パソコンでこうした操作をしている途中であれば、スクリーンセーバーは作動をすることなく、従って予約検索は正常に行なわれることははっきりしているので、ログは無意味になってしまう。

僕はこの点について再度、問い合わせのメールをフォームで出したところ、昨日になって、トレンドマイクロ社から次のような回答(以下は要点のみ抜粋)があった。

ご連絡いただいております現象ですが、弊社環境下でも
全画面化されたスクリーンセーバー利用時、検索が
実行されない状況のため、原因としては、やはりご指摘のように、
上記の状態にある場合または全画面化動画(の状態)を
認識したことによるものと考えられます。

大変詳細な調査をいただきお手数をおかけいたしました。
ご連絡ありがとうございます。

つきましては、大変申し訳ございませんが、予約検索時間を
調整いただくなどの方法(又はスクリーンセーバーの設定)により
現象を回避いただくことは可能でしょうか。

本現象につきましては、製品の仕様上の制限の可能性も
ございますため、改善が非常に難しいと思われます。


ようやく、この段階になってトレンドマイクロ社が、スクリーンセーバー作動中には予約検索が実行されないことを実証的に認めたわけで、原因は、「全画面化動画(の状態)を認識したことによるものと考えられる」としており、これまで僕がアピールし続けてきたことをトレンドマイクロ社も確認したことで、とりあえずこの問題は一区切りがついたことにしたい。

製品の仕様上の制限があって改善は非常に難しい、としているので、僕としては、予約検索の時刻が近づいてきたら、スクリーンセーバーが起動するまでの待機時間を長めに設定し直す、などの対応で切り抜けるつもりだ。

トレンドマイクロ社に要望したいことは、次のウィルスバスター2010では、このように不具合がないようにプログラムを改善するか、あるいは「全画面サイレントモード」をオンにするかオフにするかをユーザー側の操作で切り替えることが出来るようにしてほしい。

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2008/09/17

WindowsXPにメモリを増設してパワーアップ

080917僕が使っているパソコンは、富士通のWindowsXPで2003年5月に買って5年以上になる。

量販店の店頭に並ぶWindowsのパソコンは、どれもいまはVistaになっているが、僕はXPのままで不便を感じることもないし、買い替えたいとは思わない。

僕がVistaにしない大きな理由は、僕が使っているさまざまなソフトの多くは、Vistaに対応しておらず、またVistaに対応するバージョンアップの予定もないことだ。

さらに、僕が登録してよく使っているネットサービスの中には、Vistaに対応していないところが結構たくさんあり、Vistaに買い替えた場合に、こうしたネットサービスも利用できなくなる。

というわけで僕は、マイクロソフト社がXPのサポートを終了する2014年までは、このままXPを使い続けていくつもりだった。

ところが、思わぬ問題が生じてきた。それは現在使っているウィルス対策ソフトをバージョンアップしなければならない、という点だ。

僕が使っているのは、トレンドマイクロ社のウィルスバスター2006だ。このサポートが形の上ではすでに去年末で終っており、実際にはまだ自動更新が続いているが、いつ打ち切られてもおかしくないのだ。

2006の使用環境は、メモリが128MB以上なので、僕のパソコンのメモリ256MBで十分に余裕があった。

ウィルスバスターの2007は、必要メモリが250MBというので、まずはとりあえずギリギリのところで2007に無料バージョンアップした。その2007のサポートも、今年12月末で終る予定になっている。

そこでウィルスバスター2008または最近出たばかりの2009にバージョンアップしなければならないのだが、これらの使用環境は512MB以上のメモリが必要ということで、僕のパソコンには入れることが出来ない。

いま店頭に並んでいるVistaのパソコンの多くは、2ギガのメモリが普通で、これに比べたら僕が使っているパソコンのメモリは、わずか8分の1でしかないのだ。

しかし、前述したようなワケによって、僕はまだVistaには買い換えたくない。そもそも、ウィルス対策ソフトだけのために、ほかは何の問題もなく使えているパソコンを買い換えるのは、壮大なムダであろう。

結局、現在使っているXPに、メモリを買ってきて自分で増設する、という方法で切り抜けることにした。

パソコンの機種との適合性をネットで詳細に確認し、バッファローの512MBのメモリを買って、マニュアルを見ながらドライバーでパソコンのメモリスロットを開け(写真)、既存のメモリの隣にセットする。

取り付けは、簡単なようで難しく、試行錯誤の末にようやくカチッとセットできた。マイコンピューターのプロパティを見てみると、メモリは736MBに増えていて、増設は成功!

あとは、ウィルスバスター2009に無料バージョンアップして、一件落着となった。

メモリを増設してパワーアップしたXP。これで2014年までは十分使えそうだな。

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2008/08/20

プリンターの寿命が尽き、5年ぶり買い替え

0808201一昨日、ネットの画面をプリントしようとしたら、一向に印刷が始まらない。ネットだけでなく、ワードやメモ帳の文書も印刷できないことがわかった。

USBケーブルを接続し直したり、コントロールパネルからプリンターのプロパティを見たりしたが、原因が分からない。

最初にプリンターを接続した時と同じプロセスで、付属のCDからドライバーをインストールし直してみたが、ドライバーは正常にインストールされているのに動かない。

パソコン側からプリンターの設定を見ようとすると、接続エラーと出る。

ということは、これはプリンターの寿命が尽きた、ということか(写真上)。

購入した日付けを見たら、なんと5年前になっている。これを買い換えたのは、ついこの間のような気がしていたのだが、もう5年も経過していたことを知って愕然とする。

0808202仕方がないので、量販店へ行って、新しいプリンターを買ってきた(写真下)。あらかじめ、価格コムで人気機種やおおまかな価格を調べて、機種を決めておいたので、選ぶのに迷うことはなかった。

これまで、白いプリンターばかり2代続けて使ってきたが、こんどは黒いプリンターだ。そもそもが黒しかない機種というのだが、いまは黒が流行る時代なのだろうか。

困った点は、同じメーカーの同じシリーズの製品なのに、これまで使っていたインクカートリッジが使えないことだ。寿命が尽きるとも知らずに、僕は5000円以上もする6色のインクセットを、2セットも予備として買い置いていたのに、すべてパーになってしまった。

インクカートリッジって、どうしてこんなに高いのだろうか。

今回買った新しいプリンターは、ポイント20%を考慮に入れると、実質1万1000円ほどだった。

プリンターには、もちろん新しい6色のインクカートリッジが付いているが、インクカートリッジだけを別に買うと5000円以上もするのだ。

てことは、新品のプリンターの価格の半分は、インクカートリッジの代金だということ? プリンター本体だけだと、わずか5000円そこそこってこと??

そうか、分かったぞ。プリンターメーカーというのは、プリンターの価格をギリギリまで削って激安で販売している代わりに、そのあと寿命がくるまでの約5年間に渡って、高価なインクカートリッジをユーザーに買わせ続け、それによってガッポリと儲けを確保しているに違いない。

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