2005/03/16

よしもとが世界初の「水中漫才」だって

05-03-16_11-58お笑いのよしもとが、世界初の「水中漫才」を池袋のサンシャイン水族館でやっているらしい。

駅に張ってあるポスターを見ると、ゴーグルのようなものを着けた二人の漫才師が、魚たちの泳ぐ水槽の中で漫才をやっていて、観客はガラス越しにこれを楽しんでいる。

水中というのに、漫才師たちは背広に蝶ネクタイといういでたちだ。

マイクも水中に立っているが、これで本当に音を拾うとも思えず、ゴーグルの中にマイクがあるのかも知れない。

なんでまたわざわざ水中で、と思うが、話題性というか受け狙いなのだろう。水族館の入場料金だけで観れるというのも、ウリになっている。

ポスターの下に書かれている断り書きが傑作だ。

「荒天および出演者の体調や生物(お魚)の状態等によっては、公演が中止になる場合がございます」

出演者の体調というのは、もっともだ。風邪を引いたり胃腸をこわしたりしていれば、水に入るどころではない。

荒天というのが分からない。雨が降ろうが嵐が吹き荒れようが、水槽の中なんだから関係なさそうなものだが。

それよりもお魚の状態、というのはなんでやねん。魚の体調が悪いと、漫才がやりにくいのだろうか。

これを考え付いた人は最初、魚に漫才をやらせるつもりだったらしい。しかし、いろいろ検討したところ難しいということになり、人間を水に入れることにしたとか。

水中漫才が出来るのならば、水中落語だってあっていい。水中で座布団の上に座れるかどうかが問題だが‥

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2005/01/18

懐かしのピンク・レディー、育ての親が死去

ピンク・レディー育ての親として知られる相馬一比古氏が亡くなった、と夕刊各紙が伝えている。まだ60歳という若さなのに、咽頭がんという。

僕は、相馬氏については詳しいことは知らないが、ピンク・レディーという懐かしい名前に、あの数々のヒット曲と、70年代が蘇ってくる。

ペッパー警部、ウォンテッド、カルメン77、SOS、渚のシンドバット、サウスポー、モンスター、UFO、透明人間、カメレオン・アーミー、等々。

時代は高度成長のさなか、全国で学園紛争の嵐が吹きまくり、日本中が活気と熱気に溢れていた。

ピンク・レディーの、太ももをあらわにして全身で発散する振り付けは、日本中の子どもたちが真似ていた。

「渚のシンドバッド」の「セクシ~、あなたはセクシ~」のところでは、女の子たちがスカートのすそをずり上げ、しなをつくって手を添えるポーズを上手にまねていた。

いいなあ、ピンク・レディー。これほど時代とともに駆け抜けたスーパー・スターはいない。これに匹敵できるのは山口百恵くらいのものだろう。

日本が活気を失うとともに、もはやスーパー・スターも出現しなくなった。昨今のスターたちは、いかにもチマチマしていて小ぶりだ。

70年代の、明日への希望と活力に満ちた日本を想い出しつつ、相馬氏の冥福を祈って合掌。

20日の告別式ではケイが弔辞を読むという。

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