緊急地震速報にて東京震度7の誤情報
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けふ、我が家のベランダ越しに見れば、富士山の高嶺に白く冠雪せる様ぞ、確認さるる。
田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ 赤人
富士の初冠雪は、こぞより3日早かりて、平年より16日遅し、とぞ。
余は昨日、今シーズン初めて、暖房を入れたり。
いよよ、冬の到来も目前なり。
今年も残すところ2箇月半。
2014年は終幕の鐘鳴り始め、2015年の足音の聞こゆるは、これ現なりや。
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こは梅雨の晴れ間なるや。
むしろ気象庁の梅雨入り宣言のフライングかとぞ。
余がこの地に移り来たりて、けふで7カ月となりぬ。
空梅雨のバルコニーは、日が燦燦と照り注ぎて眩し。
玄関の植物たちを並べて陽射しを当てさす。
花の終はりたる藤の、葉のみなれど緑の鮮やかなるは。
ちさき薔薇の鉢植へも花みな散りて、いかにせむと思ふに、いでや新たなる蕾のつぎつぎと現れて、再び黄色き花ぞ咲ける。
雨期につきづきしと贖ひし紫陽花は、雨降らぬ日々に、日を浴びる毎日なり。
空梅雨の紫陽花も、それはそれとてまた好き趣かな。
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けふは昼過ぎ、西から真黒き雲のにはかに広がりて、一瞬のうちに激しき雷雨となる。
稲光と雷鳴まじりて、視界遮るほどの土砂降りぞ。
されど変転も急にして、やがて雨の小止みとなれば、ひんがしの空に虹のかかりたり。
虹の両端がおぼろなるは、鬼の食ひたるに因るてふは、よく聞く話なり。
不思議なるは、虹の真下に居る者の、真上にかかれる虹を見たるてふ話を、いまだ聞きしことあらざるは、何故ならむ。
そも、虹までの距離は測れるものなりや否や。
余は昔、子どものころに、太陽を背にして霧吹きで霧を散らし、ちさき虹を作り出して興じたることありき。
虹はたしかに目に見ゆるに、いづこの位置にあるやも知らず、手にて触るること能はず。
こは、虹が実態にあらずして、現象なることに帰するかと。
虹が現象なれば、虹までの距離の測定は幻にして、虹の真下なる位置も存在せず。
同じやうに、夕焼けもまた現象にして、夕焼けまでの距離も測定すること能はずして、夕焼けの真下とおぼしき地帯の人からは夕焼けは見えぬものならむ。
ならば竜巻は実体なりや、現象なりや。
竜巻までの距離も位置も測定可能にて、それ自体の中に凶暴なるエネルギーの有すれば、こは実体にしてかつ現象ならむとこそ。
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4年に一度のけふ2月29日、東京は昼過ぎまで雪降りて積もれり。
東京の雪なむ、しばしば大事件の背景となりける。
元禄15年(1702年)12月14日の赤穂浪士の吉良邸討ち入り。新暦にては1703年1月30日にあたるとぞ。一説に、この時の雪は、前日までに降りたるものにて、当日は降らざりけるとかや。
安政7年(1860年)3月3日、大老・井伊直弼暗殺されたる桜田門外の変。新暦にては3月24日となれり。この日は季節外れの大雪にて視界悪く、襲撃側に有利なりけるとぞ。
そして昭和11年(1936年)の青年将校によるクーデター、2.26事件。この時は3日前に降りたる大雪に、さらに当日に10センチの雪ぞ降りたる。
昭和20年(1945年)の東京大空襲は、最大なる3月10日の空襲の前、2月25日にも大規模なる空襲ありき。この時は降りしきる雪空よりB29によりて大量の焼夷弾なむ投下されたる。
東京に雪積もりぬれば、普段は色彩過剰なる大都会、一転して静謐にして厳粛なるモノトーンの世界となれり。
こはあたかも、雪を背景とせるあまたの事件を偲び、雪を血に染めて逝きたるひとびとへの鎮魂の如し。
雪の日、春を待てる色は室内にひそかに閉じこもりたるぞかし。
明日からは弥生3月。待ち遠しかりける春、すこしなりとも姿見せてくれるにや。
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毎年のことながら、暦の上なる四季の始まりのうち、最も実感と合致するは立冬なるぞかし。
立春は2月の初めにて、こは寒さの底なり。
立夏は5月のGW直後にて、やうやう新緑の季節となりぬる時期、風のさはやかにして心地よきころぞ。
立秋は8月、夏の甲子園開幕のあたりにて、炎暑のピークにほかならず。
しかるを立冬は、冬将軍のこの時を待てりとばかり、強き寒波に見舞はれること、しばしばにして、北の国々からは雪の便り相次ぐ。
昨日の立冬、暦通りの寒さ受けて、余はつひに今冬の初暖房をぞ入れたる。
暖房のみ入れたれば、空気の乾燥、ひたぶるに喉を直撃したるやうに覚へて、けふは初加湿器なむ作動させたる。
暖房に加湿器とくれば、電力使用もかさむらめと思へども、体調には替へ難し。
冬の訪れ急迫にして、今年も残り50日ほどとなりぬ。
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あまりの暑さに、カレンダー見やれば、まだ6月なるぞかし。
東京都心の気温、午後1時すぎには35度超へて、6月としては史上3度目の猛暑日を記録したるとや。
電力大量浪費社会を変へる必要は、みなひとの感じおれるところなれど、われの家にていかに節電すべきやとなると、たちまちに総論賛成・各論反対に陥るらし。
余は、昨年までも毎夏、部屋の冷房を29度に設定したりければ、もはやこれ以上、設定温度を高める余地のなかりけるは。
冷房入れる時間、無理に縮めなば、ひたぶるに熱中症の危険高まりて、命の縮みゆくらむ。
かくて、けふは節電をあきらめたりて延々と冷房入れ続くるに、ほかの家々やオフィス、工場なんどはこの猛暑なむ、いかに過ぐすにや、と気にかかれる。
東電の電力使用率は、午後2時すぎに、供給量の94%に達したりて、危機ゾーンの手前まで近づけり。
6月にてもかかる有様なれば、7月8月の電力使用率は100%となりて、大停電の引き金となりぬべし、と恐怖すら覚ほゆ。
かたや、福島原発の冷温循環システムは、けふもまたトラブルの見つかりて、躓けるままなり。
猛暑と電力危機の中、日本は脱原発に向けて舵を切ることの能ふなりや否や。
菅総理は、脱原発にイエスなりやノーなりやを最大の争点に、8月中に解散総選挙に踏み切ること間違ひなし、との見方、じわじわと広がりゆける。
脱原発解散の行方は、自然エネルギーの安定供給に向けた具体的プロセスを、いかに国民に納得させ得るかにこそ、かかるらめ。
もしも、このまま菅総理が野垂れ死にをして、次なる総選挙にて自民が政権の座に返り咲きたれば、日本の脱原発の機会は半永久的に失はるべし。
市民運動家、菅直人にとりての命がけの正念場、いよよ刻一刻と近づけり。
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昨夜は、雪のいみじう降り続くを、朝にはいかほど積もりつらむと見ゆ。
つとめて、雪はとうにやみて、日の射し当たりたれば、シャーベット状に融け出したるに、光のきらきらと映へてまばゆきこと、なのめならず。
家のわたり、すずろにありき見るに、童らの為したるにや、ところどころに雪だるま様のかたまりぞ、こと家の軒下なんどに立ちたる。
どの雪だるまも、野箆坊(のっぺらぼう)なるは、いかなるにや。
いにしへの日日、雪だるま作りしころのこと、おぼろけに思ひ出せば、さなる訳の、おのづから思ひ当たるところあり。
いでや。われらはみな、雪だるまの、目、口、鼻、眉なむ、炭と炭団(たどん)にて作りたりける。
今の人人、炭団知らぬも少なからざるや。昔の家家には、炬燵や火鉢に欠かせぬ燃料とて、炭とともに炭団は常備品なりき。
真ん丸の炭団こそ、雪だるまの目に、つきづきしかりしか。
眉や鼻、口は、炭にて容易にととのひ得たりき。
このごろは、炭も炭団も家庭から姿消したれば、雪だるまの表情作る料の、なんぞのあるにや。
ペットボトル、空き缶、使用済み電池、ボールペン、みなみな顔のパーツには不向きなるぞかし。
道には、石ころや木切れの一つだに見出すこと、いと難し。
されば、雪だるまの、なべてのっぺらぼうなるも、げに理なるかとぞ。
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僕がごま書房から出版している「サヨナラ愛しのプラネット 地球カレンダー」の本が、環境緑化新聞(東京・インタラクション社、月2回発行)の7月1日号で、詳しく紹介されている(写真)。
この環境緑化新聞は、どのくらいの読者数があるのか分からないが、1973年7月15日創刊と書いてあり、この号が610号となっている。ということは、35年の歴史を持つ環境問題の老舗メディアということになる。
紹介記事は、「教育現場や企業の環境研修などでも活用したい」と結んでいて、洞爺湖サミットを前にした絶妙のタイミングでの記事となっている。
温暖化をめぐる議論はこのところ、排出権取引の些細な仕組みをめぐる駆け引きにすり替えられてしまって、問題の本質から大きくそれてしまった感がある。
それに加えて、地球環境問題が最大のテーマとなるはずだった洞爺湖サミットは、原油高騰と食糧危機という2大パニックの前に立ちすくみ、温暖化防止の議論すら吹き飛びかねない状況になっている。
こうした中で、空港か駅などでちょっとしたテロもどきの爆発でも起きれば、マスコミの関心は一気にテロに流れてしまって、サミットの議論の中身さえもが、上の空になってしまいかねない。
表面的な侃々諤々に右往左往することなく、ここはじっくりと「サヨナラ愛しのプラネット 地球カレンダー」のページを開いて、地球にとって人類とは何なのか、46億年の時の流れに思いをはせてみるのも一興ではないか。
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